本記事では、
- SES(客先常駐)の案件が決まらないとどうなる?
- SES(客先常駐)の案件が決まらない原因
- SES(客先常駐)の案件が決まらないときの対処法
の3つについてご紹介することで、SES(客先常駐)の悩みを解決する記事になっています。
また、本記事は現役プログラマーの「エモライ」が執筆しています。運営者情報はこちらから。
SES(客先常駐)の案件が決まらないとどうなる?

- 案件が決まるまで自宅待機
- 減給
- 解雇
それぞれ解説していきます。
パターン①案件が決まるまで自宅待機or会社待機
案件が決まるまで自宅待機と会社待機があり、さらに給与が減給されるケースと減給されないケースがあります。
このケースの対処法は、待機中に
- 待機中に粛々とスキルアップの勉強を続ける
- 念の為、転職と独立を視野に入れて準備しておく
がおすすめです。
案件が決まらないからといって自分を卑下しすぎる必要はありません。会社によっては保有している案件が少なく、常駐先が決まりにくいケースがあります。
パターン②減給
案件が決まらないと問答無用に減給されるパターンです。SES(客先常駐)の客先常駐先が決まらなければ、とくに働くことがないので、減給はやむをえません。
どれくらい減給されるかというと、今もらってる給料の60%〜70%が支給されることになるため給与は3〜4割ほどはカットされます。
つまり、月30万の給料ならざっくり月18万になります。
このように、生活費の予算に大きな負担がかかるかもしれません。
パターン③解雇
めったにないですが、解雇も考えられます。自主退職を促されるケースも多いですね。
日本企業では、会社の金を横領したり暴力を振るったりなど犯罪を犯さなければ、解雇にすることは極めて難しいと言われています。
しかし、案件がなかなか決まらないSES(客先常駐)は会社にとっても給料を払い続ける負債になってしまうので、
会社から「自主退職」を促される(あるいは促すというより脅される)ケースがあります。
と思うのは火を見るより明らかなので、下記記事を参考にしてください。転職・独立に向けてのロードマップ記事を執筆しています。
SES(客先常駐)SIer(受託開発)おすすめのフリーランス・転職エージェント13つ厳選
SES(客先常駐)の案件が決まらない原因

SES(客先常駐)の案件が決まらない原因は以下の2つが考えられます。
- スキル不足
- 人間性に問題がある
スキル不足
SES(客先常駐)の案件が決まらない原因として最も考えられるのが、現場配属されるにあたって必要なスキルセットの条件が満たしていないケースです。
優良なSES企業であれば、未経験で合っても現場に配属して育てていく風土がある常駐先企業をSES営業マンがとって来てくれます。
スキル不足ならば勉強すれば良いだけじゃないか!と思われるかもしれませんが、座学より実務経験の方が実りのある時間なので、
座学で自社でコツコツ勉強する環境から抜け出した方が良いですね。
人間性に問題がある
スキルセットが合致しているものもの、人間性に問題があるため、SES(客先常駐)の案件が決まらないケースです。
しかし、このケースはほとんどないと思う上に人間性に問題がある方は本サイトを見ないと思うので問題ないと思います。
SES(客先常駐)の案件が決まらないときの対処法
- 転職する準備をしておいて、心の余裕を保っておく
- フリーランスとして独立する準備をしておいて、心のさざ波を押さえておく
- プログラミングスキルを伸ばしてスキルセットを増やす
それぞれ解説していきます。
転職する準備をしておいて、心の余裕を保っておく
転職する準備をするメリットは以下のとおりです。
- 万が一、自主退職を促されても転職活動を進めているからスムーズに転職できる
- 「いつでも転職しようと思えば転職できる」という心の余裕が生まれる
転職は同じIT業界の業種でSES(客先常駐)かSIer(受託開発)、社内エンジニアを候補に入れることで、比較的転職が来めりやすいと考えられます。
SES(客先常駐)から社内SEに転職したい方必見!内定ゲットの重要ポイント。
フリーランスとして独立する準備をしておいて、心のさざなみを押さえておく
案件が決まらないのが不安なら、フリーランスエンジニアとして独立する準備をすることで、メンタルが安定します。
フリーランスの準備をしておく | フリーランスの準備を避ける |
---|---|
精神的な安定 | |
たとえ独立しなくても フリーランスエンジニアとしての準備をする(エージェントに登録する、税金の勉強をする)といったアクションは「いざとなったらこの会社を辞めても食っていける」といった安心感をもたらす。 フリーランスエンジニアに自信がなくても、「音信不通」「バックれ」が多いフリーランス業界でサラリーマン経験のパフォーマンスを発揮すれば、十分に案件を取ることができる |
サラリーマン一本で働くと決めている SES(客先常駐)サラリーマンとした働く選択は、毎月給料がもらえるため一見安定しているように見える。 しかし、SES(客先常駐)の案件が決まらなくて悩んでいるエンジニア、プログラマーがいるように、サラリーマンが安定という時代は終わっている 独立という道を考えない分、「サラリーマンとしての思い切りのよさ」がなくなり、解雇や任意退職の怖さから受け身で行動してしまうリスクがある。 |
年収 | |
フリーランスエージェントの手数料は8〜20% 手数料を公表しているフリーランスエージェントとしてPE-BANKのように手数料が8%とサラリーマンエンジニアと比べて低い。 もちろん、フリーランスであるため責任は増えるもののもらった給与の多くが自分の懐に入るメリットは大きい。 |
サラリーマンSES(客先常駐)エンジニアの手数料は50%〜以上はざらになる 毎月の給与が30万円のSES(客先常駐)エンジニアが単価100万円で常駐先に向かっていることはザラにある。 つまり手数料は50%以上を余裕で超え、半分以上が会社の懐に入っている。これは煽りではなく現実に起きている。 |
衝撃的な事実も記載していますが、「フリーランスとしての独立」はしないものではなく万が一のために備えておくべきだと思います。
- オリエンタルランド:45歳以上の早期退職
- 富士通:大規模なリストラ
- 博報堂DY:100人以上の早期退職
- JT(日本たばこ産業):1,000人以上の希望退職
- NHK:50歳以上早期退職で管理職3割削減
- ホンダ:早期退職に2,000人以上応募
- フジテレビ:社員の25%以上の早期退職を募集
- ANA:2025年度末までに約9000人削減
- パナソニック:早期退職制度で1,000人以上が退職
大企業の安定が無くなった分、独立の道を少しずつ考えるという選択肢はもはや必須とも言えるでしょう。
SES(客先常駐)SIer(受託開発)おすすめのフリーランス・転職エージェント13つ厳選
自社で待機中に勉強してスキルセットを増やす
とはいえ、資格を取ろうが自社でコツコツ勉強しようが「実務経験で得られる最高の勉強」に変わるものは無いので、この方法に固執しすぎる必要はありません。
SES(客先常駐)で案件が決まらない方の対処法:まとめ

本記事ではSES(客先常駐)で案件が決まらない方への対処法についてご紹介しました。
まとめは以下になります。
- SES(客先常駐)で案件が決まらなくても自分を卑下しすぎる必要はない
- 案件が決まらない時は「転職の準備」「独立の準備」「スキルセットを増やす」の3つの対処法がある
- SES(客先常駐)エンジニアは、求人が豊富にあるので、万が一クビになっても仕事に困りにくい
以上、エスカレでした。
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